気持ちよくなれないのは、女性の問題なのか

佐野さんのいう通り、喜国さんのアイデアによって、『男女逆転 ラブレッスン』は、自分勝手なセックスをする男性に女性が怒りを爆発させても、男性がそれを素直に受け止めるという、現実にはあり得ないような場面が、不思議なほど違和感なく読める。

女性の体になった男性が、男性の体になった女性のテクニックに悶えると、「そうそう、こういうふうにしてほしいのよ」とうなずきながら、なぜか笑える。女性の体になった男性が責められて痛がると、「たいていの女は我慢しているんだけどね」と、ちょっと意地悪な気持ちになりながらも、また笑ってしまう。

よくあるテクニック重視のセックス指南書とは、大きく違う漫画になっているのだ。