「リアクション芸人」の晴れ舞台

たとえば、『スーパーJOCKEY』(日本テレビ系)の名物企画・熱湯風呂(熱湯コマーシャル)を応用したクイズがあったところにも、それがうかがえる。

「熱湯イントロクイズ ドレミファポン」は、イントロクイズと熱湯風呂を合体させたもの。熱湯を張ったプールに浮かんだ橋を渡り、流れたイントロの曲を歌えれば正解。だが肝心の橋が発泡スチロールなので、急げば急ぐほどプールに落ちる芸人が続出する。お湯の熱さに身もだえる芸人のために氷を入れた箱が用意してあるのも本家と同じだった。

日本テレビ麹町分室
日本テレビ麹町分室(写真=本屋/CC-BY-SA-3.0-migrated-with-disclaimers/Wikimedia Commons

クイズ的には落ちてはいけないのだが、落ちたときこそが芸人としての見せ場である。いかにして熱湯に落ちたとき面白く見せるか。優勝者にたけし軍団、ダチョウ倶楽部、松村邦洋、出川哲朗らの名が並ぶところを見ても想像がつくだろう。この番組は、いわゆる「リアクション芸人」たちの晴れ舞台だった。ダチョウ倶楽部の有名な決めゼリフ「聞いてないよ~」もこの番組がきっかけで生まれたとされる。