「返礼品合戦」は想定外だった
最初にふるさと納税の制度ができたのは2008年で、「国民が自分を育ててくれたふるさとにも納税できた方がいいんじゃないか」というのが制度設立の趣旨でした。その前年に総務大臣だった菅義偉さん、首相だった安倍晋三さん、そのブレーンだった高橋洋一さんらの発案とされます。
当初の仕組みは「国民が自分の住んでいる場所とは違う自治体に『ふるさと納税』という名目で寄付をし、そのことを確定申告すると、自分が住んでいる自治体と勤めている企業に連絡が行って、翌年の住民税が減額される」というものでした。
制度をつくった人たちは意識していなかったようですが、このふるさと納税の仕組みは実は住民税の納税に、「各自治体が国民の税金を奪い合う」という競争原理を導入するものでした。
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