消えた「自然な出会い」

まずは図表1上部の「結婚の『自己選択』化」から説明しましょう。

1980年代まで、日本の結婚は「お見合い」か「職場での出会い」が王道でした。女性は20代のうちに職場内で結婚して家庭に入っていくのが一般的なライフコース。職場とは働く場であると同時に、男女の「期間限定のマッチングの場」でもあったのです。

実はこれは日本の特殊な事情で、2005年の内閣府の調査では、職場・仕事関係での結婚はアメリカでは16%、フランスは10%であるのに対し、日本は39%。日本はダントツで「職場結婚」が多い国だったのです。