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2倍に値上げでより売れた明治の板チョコ
2014年に発売した、旧「THE Chocolate」(左)と「HAREL」(右)。チョコレートの品質には自信があったがあまり売れず、すぐにリニューアルプロジェクトが立ち上がった。
カカオ豆を仕入れる(Bean)よりもっと前の段階、農園との直接取引(Farm)から取り組まないと、よいチョコレートは作れない。そう考えて、明治は2006年から自分たちでカカオを作るプロジェクトを進めている。
カカオ農家支援プロジェクト「メイジ・カカオ・サポート(MCS)」。
リニューアルしたザ・チョコは、旧製品の反省を踏まえ、ビター系2種(青、オレンジ)、ダークミルク2種(赤、紫)のラインアップで発売した。その後「ジャンドゥーヤ」(ナッツ系、緑)、「フランボワーズ」(ベリー系、ピンク)を1種ずつ追加し、現在は計6種の展開。
パッケージは板チョコの形状だが、開けると3個の個包装になっているので食べ切りやすい。
個包装を開けると、写真のような板チョコが現れる。さまざまな形状の組み合わせになっており、割って食べると違った風味で味わえるのが楽しい。
写真の3つはすべて同じ材料で作ったチョコレートだが、口に入れる量や形状によって異なる味に感じられるという。
甘味、酸味、ミルク感、果実香など、どんな味かを示すレーダーチャートをPOPに表示。ワインの売り場のような棚作りをしている。
Instagramでは「#明治ザチョコアート」「#thechocolate」などのハッシュタグとともに数万件の写真が投稿されている。
ザ・チョコのパッケージを切り抜いて、アクセサリーやスマートフォンケース、ノートなどに加工する人も。
和洋生菓子やスナックを抜き、菓子の中で現在市場規模が最も大きいのがチョコレート。2012年頃から年々伸びており、「○○離れ」とは無縁な存在だ。それでも欧米に比べると消費量は少なく、今後も伸びる可能性が高い。一人あたりのチョコレート消費量は日本人は約1.8kgだが、1位のドイツは11.7kg、2位のスイスは10.6kgとなっている(2012年調査)
少子高齢化が進む日本でチョコレートの消費が伸びている理由の一つが「高カカオチョコレート」の人気だ。カカオポリフェノールを多く含む高カカオチョコは美容や健康に良い効果があるとテレビ番組などで取り上げられ、健康のために食べるシニアが増えている。
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