「医者の壁」を破る力とは
総合診療ができる“ふり”をする医者は、自分の専門外の治療に関してはマニュアルに頼りがちで、結果として多くの薬を処方する傾向があります。これを「多剤併用」と言います。詳しくは本書(『患者の壁 [ベルトコンベア医療]には乗るな!』)の第三章で説明しますが、端的に言うと薬を多く処方する医者は良い医者とは言えません。
実は、こうしたことは、私の専門である精神科でも大きな問題になっています。カウンセリングをほとんどやったことがない医者が、「心療内科」を名乗ったりする事例です。
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