メタバースの時代にリアルにこだわる
われわれはリアルが大好きだからこそ、移動にまつわる困りごとを解決して、誰もが好きな人に会いに行ける、好きなことを体験しに行ける世の中をつくっていきます。
そしてどんなにオンラインのコミュニケーションが普及しても、やはり「リアルで会うこと」をこの世に残し続けたいと思っています。
実は、メタ(旧・フェイスブック)の創業者であるマーク・ザッカーバーグ氏は私と同じ1984年生まれです。2021年10月に、会社名をフェイスブックからメタに変更し、今後はメタバース(仮想現実)に投資していくと表明しています。
メタバースの技術が進んで仮想現実の世界が充実すればするほど、移動して実際に会う機会は大幅に減ってしまうと、バーチャルの専門家は話しています。わざわざ出かけていかなくても、オンラインでつなげば相手が「目の前」に現れて、いずれは触覚や嗅覚すら再現できるかもしれません。
それはそれで便利で価値があることだと思います。たとえばお父さんが海外出張で地球の裏側にいるけど、オンラインでつなげばすぐ顔を見ることができるというのは素敵なことです。しかしやはりリアルで会うということは、非効率だけれどとても大切なことだと私は思います。
リアルで会うことを残すのはザッカーバーグ氏と同じ年に生まれた自分の使命だとまで思っています。
何より、私はリアルが大好きだから。
高校卒業後から4年間はJリーガーを目指し関西サッカーリーグでプレー。サガン鳥栖やザスパ群馬(当時のザスパ草津)の練習生にもなったが、プロ契約ならず22歳で引退。2009年に24歳で会社を設立。
2009年に創業者の金谷元気が設立。当初は営業代行会社として、様々な他社商材を取り扱ったが「なんのために仕事をやるのか?」を深く考え、2014年に駐車場シェアリングサービス「アキッパ」をリリース。SOMPOホールディングス、ディー・エヌ・エー、グロービス・キャピタル・パートナーズ、住友商事などから総額35億円の出資を受けている。「アキッパ」の会員登録数は2024年現在で累計400万人を突破している。