米国メディアは日本のテレビ局の行き過ぎた取材に疑問を感じているようだ。米国で人気のスポーツ誌「スポーツ・イラストレイテッド」は、フジテレビと日本テレビが、近隣住民へのインタビューを含む詳細な報道をしたことについて「彼らの報道はオオタニの私生活にあまりにも踏み込み過ぎたため、ドジャースは彼らのメディア資格を取り消した」と報じ、その背景として「過去数年間、米国では有名人の自宅が強盗に遭い、多くの人々にパニックを引き起こしてきた。
セレブの家族が誘拐され身代金を要求されたケースも
家族が誘拐され、巨額の身代金を要求されたケースもあった。このこととオオタニの知名度の高さから、ドジャースは予防措置を講じた」と説明、「オオタニは日本のメディアに対してますます警戒心を強めている」と述べている。
また、スペインのメディア「マルカ」が行き過ぎた報道についてフジテレビと日本テレビに質問したところ、両社とも「インタビューに関する質問にはお答えできません」という否定的な対応だったことも報じている。
大谷選手の警戒心は、遂に、家を売却しようとの決断までさせている可能性があるとも報じられている。保守系の米紙「ニューヨーク・ポスト」は「大谷翔平、プライバシーの懸念から800万ドルの豪邸を売却せざるを得なくなる」とのタイトルで、
「オオタニは、フジテレビと日本テレビがオオタニの家の住所を明らかにし、記者を家の前に派遣して写真やビデオを撮ったり、近所の人々にインタビューしたりしたという一線を越えた取材に激怒した。
記者は敷地内の、木々の向こうにあるバスケットボールコートの隠し撮り画像も得た。報道機関はその後、報道の仕方について批判を受けたが、フジテレビの港浩一社長だけが謝罪。オオタニ陣営は不動産会社の情報システムを信用せず、新たな買い手を探している。不動産会社は、オオタニの怒りと不満を感じ取り、パニックに陥った」
などと報じている。