各企業の女性活躍の現在地と問題点が浮き彫りに

講演の後は、グループワークを実施した。

7グループに分かれた人事担当者と現役女性管理職たちが、それぞれが所属する企業の「女性活躍の現在地」を確認し合い、フェーズが上がらない理由、上がった理由など、グループ内で実例をもとに活発に意見交換を行い、終了後には各グループの代表がまとめを発表した。

グループワークで出てきた意見
撮影=田子芙蓉

各社とも「まだまだ管理職になりたがらない女性が多い」のは実状のようで、単に政府の提言に合わせた、白河さん言うところの「魂が入っていない」制度や施策を設けるだけではなく、根本的に何が足りないかを今後も探りつづけることが重要だ。

新たな視点を大切にする環境を整えるため、「自社の女性活躍の現在地」を定期的に確認することをおすすめしたい。