「うちのお母さんに、まさか男が」

夫婦であるのに、子どもが生まれてからはいつしか「お父さん」「お母さん」と呼び合う仲に。世間的に中年といわれる年齢となり、夫は「うちのお母さん(妻)に、まさか男がいるなんて」と思ってはいないだろうか。

実は素行調査業界の関係者の話によると、30代~60代の既婚女性が夫とは別の男性と肉体関係を持つケースは珍しくないという。それは関係が冷え、セックスレスになっている夫婦だけでなく、自他共に認める“仲よし夫婦”であっても浮気をしているケースがあるというから驚きだ。

その原因として挙げるのが、「夫以上に、相手は私のことをわかってくれて、大切にしてくれること」。そして、「夫にはない新鮮さ、刺激、ときめきがあること」など。

妻の浮気相手の属性は、職場の人、同級生、幼なじみ、元彼などが多い。FacebookなどのSNSの浸透がその背景にある。男性は初対面の印象をずっと引きずるという説もある。あなたにとって、“すっかり太って老けたお母さん”でも、再会した男の眼には“若く美しい頃の面影を残す魅力的な女性”という場合も。

「奥さんが浮気するケースが増えてきているのは、去年の震災以降です」と総合探偵社・ガルエージェンシー新橋の代表である田川純一氏は言う。

「妻が自分のことを知っている相手と、“もっと私を知ってほしい”という気持ちから関係を深めるケースがあります。それに、生きているうちに快楽と楽しさを追求するといった刹那的な願望がある側面もあるでしょうね」(田川氏)