50歳までにやっておくべきこと

ここまで確認すれば、ぼんやりしていた老後のお金がくっきりと見えて、「あと○万円くらいあると安心だ」ということになると思います。老後資金準備のための“見える化”の作業のポイントは、「ざっくり」でいいので、なるべく早く、できれば50歳までに行うことです。経済的な不安がなくなれば、働き方・趣味の楽しみ・住む場所といった、生き方や暮らし方の選択肢をグンと広げることができます。NISAとiDeCoのそれぞれの特性を生かして、両方とも利用するのが賢い老後資金準備の戦略と言えます。

大江 加代(おおえ・かよ)
確定拠出年金アナリスト

大手証券会社にて22年間勤務、一貫して「サラリーマンの資産形成ビジネス」に携わる。確定拠出年金には制度スタート前から関わり、約10年間投資教育の他、運営実務のサポート業務に従事した。2012年9月に大江英樹とともにオフィス・リベルタスを設立。2022年9月に代表取締役に就任。現役世代の資産形成・定年前後のライフプラン等をテーマとするセミナーや研修での講演の他、各種マスコミや媒体への寄稿等を行っている。著書に『「サラリーマン女子」、定年後に備える。』、『新NISAとiDeCoで資産倍増』(ともに日経BP社)、『iDeCoのトリセツ』(ソシム社)、『定年後夫婦のリアル』(大江英樹と共著・日本実業出版社)など。