相手の目を見て微笑む

会話と同じくらい大切だと感じるのが、アイコンタクト。相手の目をみて話すことです。「目は口ほどにものをいう」ということわざもあるように、お互いの目をとおして通じ合うものは、言葉以上のものがあると数々の経験から感じてきました。

とくに、感謝の言葉は必ず相手の目をみて、微笑とともに伝えたいと思っています。

また、悩んでいる方を励ましたいときや相手の心を解きほぐしたいときにも、「心配ですね」「解決策を一緒に考えていきましょう」と、目線を送りながら声をかけます。

さらに、大切な連絡事項や、ぜひ心に留めておいてほしい言葉も、相手をきちんとみて伝えるようにしています。

笑顔の犬
写真=iStock.com/Tatomm
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挨拶に思いを込める

話術に自信がない分、せめて挨拶は全身全霊で行うようにしています。

たとえば、学校の集会や職員朝礼では、全員を見渡してその日の様子を推しはかり、心と心が通い合うよう、思いを込めて「おはようございます」の第一声を発します。

うつむきがちだったり調子が悪そうだったりする様子が目に入ったら、「しんどいときに来てくれたのだな、どうぞ元気になりますように」と心の中で祈ります。

そして最後に、「今日も1日よろしくお願いします」と、ふたたび全身全霊の思いを込めて締めくくるのです。

短い挨拶であっても、そこに込めた思いは必ず相手に伝わる。

そう信じて、日々くり返しています。