没落大学5つの共通点

幸せ度が凋落する大学の特徴をまとめてみよう。

(1)女子大を出たあと、長く活躍できる労働環境になかった

これは、70年代、80年代に多い。名門女子大を出ても、男性と同じ総合職で活躍する機会が与えられなかったことが、今の幸せ度につながっていない。ただし、家政学部などが中心の、女性の得意分野が充実した大学の場合は、手に職を持っているためか、就職時よりも今のほうが幸せ度が上がる傾向がある。

(2)人数の多い大学で、勢いがあればよかった時代の終焉

人数の多いマンモス私立大学が、ただそれだけで評価されていた時代があり、有利であったが、じわじわとこうした大学の幸せ度が下がっている。

(3)教育改革で後れを取る

学部学科の改組、教育内容の改善、キャンパスの再開発をした大学が、00年代から10年代にかけて、確実に評価を上げている。受験生人気の高さが、卒業生の質につながり、幸せ度へもつながっていると考えるのは自然だ。

(4)女子大から共学への女子受験生の嗜好の変化

優秀な女子受験生が女子大に行く傾向が、目に見えて減退しており、共学大学に関心が集まっている。これも、男性中心だった大学のイメチェンが大きい。

(5)ミッション系大学から質実剛健系大学への人気の移行

上智、立教、青山学院はオシャレで、明治、中央、法政はダサいという時代が完全に終わった。女子受験者でさえ後者を選ぶ傾向が増え、ブランド力も幸せ度も向上。ひと昔前のオシャレ系大学にとって、厳しい時代となった。

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