「好きだけど着ない服」をどうするか

どんなに余裕があったとしても「着ない服は持たない方がいい」ことには変わりないですよね。Aさまは「制服化」の概念を知ることで着ない服を手放し、新しい服を買うときの基準にしてくださいました。また、「持っている服はまだまだ多いけれど、自然と手放すものが見えてきました」と言ってくださいました。

洋服をたたむ女性
写真=iStock.com/maroke
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この服、とても好きだけど、なぜか着ないな……」という服には何か理由があるはずです。「生地が大好きだけど太って見える」とか「洗濯が難しい」とか「冬物だけど薄手で寒い」など理由はさまざまです。もちろん無理に手放す理由はありませんが、私は服自体を愛しているので「私が上手く愛せない(着こなせない)のであれば他の人に愛して(着て)もらってほしい!」と手放すことにしています。服も、いつ来るか分からない出番を待つよりも他の人に着てもらったほうが嬉しいと思うのです。

以前愛していた服も、あまり着ていなくてまだきれいな服も、手放すのにはとても勇気がいるものです。「もうこんなに着心地の良いニットは見つからないのでは……?」「こんなに素敵な柄は二度と買えないのでは……?」と不安がよぎります。長年服のことだけを考えつづけているスタイリストから言わせていただけば「時間はかかるかもしれませんが、探せば必ず見つかります!」というのが答えです。勇気を持って手放すことができた人だけに新しい風が吹くのです。定期的にクローゼットを見渡して「好きだったけど今は着なくなった服」があったら手放す勇気を持ってくださいね。