切羽詰まっているこちらの状況を伝える

いよいよこちらの作業に影響が出て、困難が生じてきたケースです。

切羽詰まっており、一刻も早くなんとかしたいところですが、相手も相当難儀しているはず。感情的にならず、スケジュールの繰り合わせを優先します。

件名:座談会文字起こしにつきまして
いつもお世話になっております。○○社の○○です。
先日お願いした座談会の文字起こしの件ですが、その後進捗はいかがでしょうか。
打ち合わせでは、○日にはお送りいただくというお話になっておりました。
「広報△△」の次の号は○月○日に発行予定ですので、○日までには校正刷りを出す必要があります。それを過ぎますと発行のスケジュールが非常に厳しくなってまいります。
つきましては○日午前中までにお原稿をお送りいただけませんでしょうか。
お忙しいことは重々承知しておりますが、ご連絡いただければ幸いです。
何とぞよろしくお願い申し上げます。
こちらのスケジュールまで整理して伝える

●打ち合わせでは、○日にはお送りいただくというお話になっておりました
●○日までには校正刷りを出す必要があります
●○日午前中までにお原稿をお送りいただけませんでしょうか

「○日」の繰り返しで分かるとおり、スケジュールの話を中心にしています。

まず相手とのそもそもの約束の日程を示し、それからこちらの都合を述べ、最後に相手にこうしてほしいと提案する構成です。スケジュールを共有して、早く動いてもらえるようお願いしています。

最後はまず連絡を求める形でしめくくります。

こんな表現も

●支障(不都合)をきたしかねません
●深刻な影響が出てまいります

ビジネスメールで伝えることが一番難しいのは「自分の都合」です。こちらに都合があれば、あちらにも相応の都合があるわけで、催促のメールでは特に都合と都合がぶつかり合います。なんとかこちらの窮状を理解してもらい、相手に作業を進めてもらうためには、危機的な状況を率直に知らせることも必要です。