早朝に勉強、昼休みはジム通い

本業とLIPの活動に加えて、趣味はボクシングにポールダンス、筋トレと常に体を動かしていると聞き、どうやってその時間を捻出しているのか気になりました。

「もともと退社後にジム通いをしていたのですが、ある時、『お昼にジムに行けばいいのでは』と気が付いたんです。LIPのミーティングは平日夜に行われることもありますから。お昼休みは1時間なので、そのうち30分はジムに行って、残りの時間でお昼を食べています。食べているものですか? コンビニでチョコレートとか適当です(笑)。雑な食生活なんですけど、時間を有効に使いたいので」

学びは、朝の時間を当てているそうです。午前5時に起きて2時間ほど金融、英語やフランス語などを勉強。LIPに参加するようになり、こうした学びへのモチベーションは一段と高まったそう。

「LIPで、ほかのみなさんが本業で磨いたさまざまなスキルや経験を役立てていらっしゃる姿を見て、少し焦りもありました。本業が全く役に立たないわけではないのですが、やはり法律のことなら私より弁護士の方が詳しいし、アイデアを分かりやすく図にまとめるのはコンサルの方が上手かったりするんです。自分の役割をどうすればいいんだろう、って」

将来は大学院留学も

小さなきっかけから自分の興味を洗い出し、進むべき道を手繰り寄せてきた清水さん。ゆくゆくは金融と国際関係について学ぶため、海外の大学院への進学を考えています。LIPには海外に住みながら参加しているメンバーもいますし、活動も続けられそうです。実はsu-re.coの代表を務めているのもLIPのOBだそう。

「新たなネットワークもできましたし、途上国との繋がりも出来たので、そこには引き続き携わってゆきたいですね。ゆくゆくは途上国の金融インフラに関われたらと思っています。それが叶ったら、それが一番私にとって嬉しいこと。そのため、今から会社や周りの方に自分が進みたい先の話をして、自分にそういうキャラ付けをしている最中です」

文=山脇 麻生

清水 優紀(しみず・ゆうき)
銀行員

1994年生まれ、東京都出身。高校まで日本で過ごした後、アメリカ・ワシントンD.C.のジョージタウン大学に進学。在学中に香港とロンドンに交換留学。2017年に大手金融機関に入る。金融市場調査、広島転勤を経て、現在は資産管理や海外機関向けの口座開設・管理を担当。