職場でバリバリと働いて結果を残し、活躍していきたい。そんなまっすぐな思いを阻む厄介なことのひとつに、周囲からの嫉妬があると思います。優秀な人が同僚や部下からの嫉妬に引っ張られず、健やかに働いていくためにはどうすれば良いのでしょう。大人気心理カウンセラーの大嶋信頼先生の新書『あなたの才能があなたを苦しめる』から、嫉妬が起きるメカニズムや、嫉妬をかわす具体的な策について学びます。

※本稿は、大嶋信頼『あなたの才能があなたを苦しめる』(すばる舎)の一部を再編集したものです。

同僚に噂されている女性社員
※写真はイメージです(写真=iStock.com/MachineHeadz)

結果が出始めたら、なぜか協力してもらえなくなった…

・会社で賞をもらったら、同僚から「あれはあいつの力じゃない」と陰口を叩かれる
・結婚が決まったら、女性の先輩から「もともと仕事は本気じゃないもんね」と嫌味を言われる
・ツイッターでフォロワーが少ないときには、良いコメントしかつかなかったのに、フォロワーが増えるにつれ、アンチが増えてきた

嫉妬は本当にやっかいです。とくに才能がある人は悪口を言われたり、足を引っ張られたりして、嫌な思いをしたことが多いかと思います。目に見える成果が出ていないときは、みんな応援してくれていたのに、うまくいき始めたとたん、協力してもらえなくなった、という経験がある方もいるでしょう。

これも実は嫉妬の作用の一種。読者の方からも、仕事がものすごくうまくいっていたのに、急に周囲の人から協力を得られなくなって、孤立してしまった、という声が多く聞かれました。私も、「これは楽しい! うまくいきそう!」というときにかぎって、周りから攻撃されてうまくいかない、という経験を何度もしてきました。