②朝礼と夕礼の時間を決めて実施する

もし、あなたが在宅勤務で仕事をしていたなら、どんな仕事のはじめ方をしますか。オフィスに集まって仕事をはじめることや終えることに慣れてしまった私たちは、リモートワークになると、どうしても仕事の始まりと終わりの時間が疎かになってしまいます。そこで、リモートワークでも会社にいるときと同じように、始業と終業のタイミングに合わせて朝礼と夕礼を実施します。

朝礼ではチームの情報を共有します。例えば、上司のあなたから「チームの目標」を発表します。そして目標を達成するために今週行うこと、今日行うことを決めていきましょう。
部下からは支援して欲しいことや困っていることなどを発表してもらい、誰が何をするのか決めていきます。

部下からも1週間の予定や今日の予定を発表してもらいますが、時間がないときにはチャット上にコメントしてもらいます。1週間と毎日の目標を見える化しておくことで、上司も部下も意思が統一できます。

決められた時間(15分がベスト)で終わらせ、問題がある場合は個別にミーティングを行い解決していきます。

夕礼では、本日の仕事の進捗を発表してもらい、1日やってみて処理できなかったことがあれば、上司が預かる課題なのか部下が実施する課題なのかを振り分けます。解決できない課題は、緊急でなければ翌日に処理します。朝礼と夕礼で、部下のタイムマネジメントの支援と仕事の明確化をしてあげましょう。

③チーム全員の意識を揃える

部下は、これから会社がどうなっていくのか不安になっている可能性があります。リモートワークでは、会社の状況がわからないので部下は不安になりがちです。上司のあなたは、できるだけ会社の状況やこれからの展望と部下にどうして欲しいのかを伝えてください。

例えば、朝礼で「新型コロナウイルスの感染拡大によりリモートワークでの業務をしばらく続ける方針です。○○プロジェクトについては、予定通り進めるので準備や計画を進めてください。会社としては皆さんにできるだけのサポートをするつもりです。状況に応じて対応してもらうこともあります」と伝えて、メンバー全員の意識を統一します。こうすることで部下は安心することができます。