※本稿は佐藤ブゾン貴子『人は顔を見れば99%わかる』(河出書房新社)の一部を再編集したものです。
顔の三つのゾーンとは?
相貌心理学では、顔のどこが大きく広がっているかを観察することによって、みなさんの原動力、モチベーション、つまりは何によって満足感を得られるかということがわかります。
それらの源泉を教えてくれるのが、「拡張(一番面積が大きい)しているゾーン」です。これは、成人してからは大きく変わることがありません。
顔は「思考」「感情」「活動」の三つのゾーンに分けることができます。
額の一番上から目の下までが、思考ゾーン。思考に関することを教えてくれます。次に、目の下から唇の上までが、感情ゾーン。コミュニケーション、愛情に関することを教えてくれます。
最後に、唇の上からあご先までが、活動ゾーン。行動や本能に関することについて教えてくれます。
顔を三つに分割したときに一番拡張しているゾーンの特徴が、その人のパーソナリティーとして最も強く出ることになります。
額の上部から目の下までが一番拡張していれば、その人は思考ゾーンの特徴を多く持っています。同じように、目の下から唇の上までが一番拡張していれば、その人は感情ゾーン、唇の上からあご先までが一番拡張していれば、その人は活動ゾーンということになります。
器官・部位に表出した特徴にプラスして、この拡張しているゾーンによるタイプ分析を用いると、よりその人の本質を把握することができます。
では早速、思考ゾーン、感情ゾーン、活動ゾーンのそれぞれの特徴について説明していきましょう。