面接時に必ず聞かれる「最後に何か質問はありますか?」というフレーズ。聞きたいことはいろいろあっても、いざ質問するとなるとこれがなかなか難しい。下手なことを聞けば評価を落としそうだし、何も質問しないというのもやる気がないと思われそう……。果たしてどんな質問をすれば、高評価につながるのでしょうか。ベンチャーやスタートアップ企業の採用支援を中心に活躍するキープレイヤーズ代表の高野秀敏さんは、「賢い質問の仕方をする人は、自分なりの考えや仮説を交えながら質問する」と言います――。
人事の面接
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“最後の質問”が結果を左右することも

面接では必ずといっていいほど「何か質問はありますか?」と聞かれるはずです。この質問タイムはだいたい面接の終盤に設けられるので、最後のアピールチャンスであることに間違いありません。どんな質問をするかによって次の選考に進めるか、または採用見送りになるかに影響すると言ってもいいでしょう。たかが質問、されど質問。心して望む必要があります。

以前もお話したとおり、最近はIT企業などを中心に求職者と企業側がお互いの聞きたいことをざっくばらんに話して情報交換をする、いわゆる“カジュアル面談”を取り入れる企業がかなり増えてきました。それは、企業側が求職者のことをより深く知りたいと考えているから。企業側は求職者からどんな質問が投げかけられるかを通して求職者の思考や関心を見極め、ミスマッチを防ごうとしているのです。つまり、質問はそれだけ大事なのです。