ここ数年、メディアなどで「地頭力」というワードがよく取り上げられるようになりました。ベンチャーやスタートアップ企業の採用支援を中心に活躍するキープレイヤーズ代表の高野秀敏さんは、人材採用の現場ではそのずっと前から注目されていると指摘します。高野さんが紹介する地頭の鍛え方とは――。
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地頭が良い人の6つの特徴

近年、「地頭力」がクロースアップされる機会が増えてきました。書籍などでも「地頭力とは?」とか「地頭力を鍛えるには?」といったテーマが取り上げられ、よく売れているそうです。なぜ今、地頭力が注目されているのでしょうか。

実は「地頭が良い」というワードは採用業界ではかなり前から使われてきた言葉なのです。これからのビジネスにおいては、「知識が豊富な人」「勉強ができる人」よりも「地頭の良い人」が有利になると言われています。地頭が良い=偏差値が良いということではないので、人事の方の中には「偏差値が高ければ仕事ができるわけではない。出身大学がどこかは関係ない」と話す人もいるほどです。

地頭の良さに明確な定義があるわけではありませんが、一般的に地頭が良いとされる人には以下のような特徴があります。

・論理的な思考ができる
・思考が深い
・頭の回転が速い
・推理力がある
・情報収集力が高い
・柔軟な発想ができる