肉づきの張りとこめかみがポイント

先に正解を言うと、リーダータイプはCです。それ以外は、Aが言われたことを忠実に実行するタイプ、Bが人を押しのけてでも前に出ていくタイプ、Dが縁の下の力持ちタイプです。

なぜこの四人について前述のように判断できるのでしょうか。それは顔に表れた情報を相貌心理学で読み取っていったからです。A、B、C、Dそれぞれについては、次のように分析できます。

A=言われたことを忠実に実行するタイプ

肉づきはあっても張りがなく、目尻はとても下がっていることから、言われたことを忠実に実行していくタイプだとわかります。

目は大きく、横から見るとどちらかと言えば飛び出しているがゆえに、選択の欲求も少ないことを示しています。唇は若干開き気味で、自己制御力が弱いこと、あご先はとんがり気味で、横から見ると引っ込んでいるので野心がないこともわかります。

B=人を押しのけてでも前に出ていくタイプ

横から見て傾斜の強い額は、思考の速度や判断は速いが、他人への配慮に欠けていることを示します。あご先が過度に突出しているので野心を実現する力もあります。正面から見て耳が見えるので、独立心が旺盛。また頬骨が張っているので、社会的欲求、愛情欲求が強いこと、それを人に強要するのをいとわないことがわかります。

C=リーダータイプ

直感したことを理論立てて考えられることが、横から見た額上部の丸みや眉上の凹凸からわかります。自分の考えを他者に勢いよく伝えられる能力は、鼻筋の傾斜が示しています。想像したことや理想を理論的・現実的思考に落とし込む力を持っていることは、こめかみのまっすぐさが示していますし、張りのある肉づきからはモチベーションが高いことがわかります。唇は引き締まり閉じられているので、自己制御力があると言えます。

D=縁の下の力持ちタイプ

全体的な肉づきの豊かさと適度な張り、唇の肉づきのふくよかさから、コミュニケーションにおける順応性、寛容性が高いことや、相手に対する気配りが得意であることがわかります。目尻の下がりは、他者の話をじっくり聞ける度量の大きさを示します。あご先がどっしりとしていることから野心があることはうかがえるものの、横から見て過度に突出していないことからほどよく自己制御できることがわかります。