バッグに見られるプロ意識の差
「ときどきしか使わないものだからなんでもいい」と考える人と、「細やかなところも本物志向にこだわる人」とでは、仕事への姿勢はもちろん、普段からの振る舞いに差が出てもおかしくはありません。多くの人がスルーしているところにまで気を配れることは、経験値の高さと余裕の表れ。プロ意識にも通じるものがあります。
ほぼ使い捨てのように毎回違うサブバッグを登板させ、ときどき忘れて出先で適当なものを買う……を繰り返すよりは、“これぞ”という逸品を手に入れ、それを長く大切に使うほうがサステナブルであり、経済的・時間的にも無駄がないはず。ある程度のキャリアを重ねたら、バッグなどの小物にも自分らしさと心地よさ、そしてステータスを意識するのが重要なのです。
また、これみよがしなブランドロゴが目立つ主張の強すぎるバッグも、ビジネスシーンでは避けたいところ。シンプルでどんなスーツにも合わせやすく、なおかつ上質な素材感のバッグがあれば、あなたの仕事服のグレードはグッとレベルアップするはずです。
本命にもサブにもなる! 世界的大人気の優秀バッグ
そこでイチオシなのが、リアルレザーでありながら折りたたんでコンパクトに持ち運べるタイプのバッグ。柔らかく上質な素材感なのでメインのバッグとしてヘビロテさせるのはもちろん、軽やかなので常に持ち歩いても邪魔にならない!
出先で急に荷物が増えたらさっと取り出し、反対に荷物が減ったらたたんで収納。さらにはミニマルなデザインを選べば、合わせる服もシーンも選ばない。そんな理想的な優秀バッグは、仕事の効率を高め、あなたの印象までも塗り替えてくれるはず。
「かゆいところすべてに手が届く」。そんな才色兼備なバッグから、他人はあなたの丁寧な仕事ぶりや気遣いのできる性格、賢い振る舞いまでをも想像してくれます。そう、見た目から連想するのは、不思議なことに外からは見えない中身の部分。いちいち言葉でアピールせずとも、素敵なバッグは仕事の成果を底上げする、あなたの強い味方になってくれるのです。
今月の名品
ロンシャンのル プリアージュ キュイール
※価格は税抜きです。
スタイリング=乙部 アン 撮影=坂根 綾子 写真=iStock.com
新ファッションウェブマガジン「LIV,」女性ファッション誌のフリーエディターをしながら執筆家としても活動、いくつかの連載を掛け持ちする。アメブロやnoteなどのブログでは、大人の女性に役立つファッション・仕事・サステナブル・ライフスタイル・独自の人生哲学を発信。