キャリアの足を引っぱるバッグ使い
打ち合わせで訪れたクライアント先や、業務が集中しがちな出張先では、思いがけず荷物が増えることはめずらしくないはず。そんなとき大抵の人は使い回しの紙袋や、ちょっぴり心もとない布製のエコバッグで対応しているのをよく見かけます。急なことなので「仕方がない」と思いつつも、スーツに不似合いなサブバッグをつい使ってしまうのは致し方がないのでしょうか。
当然それも悪いことではありませんが“急に荷物が増えること”を想定するのも、キャリアのある人にとっては必要なこと。不測の事態にスマートに対応できるかどうかで、仕事の印象が大きく左右されることがあります。なにより常に自分が心地よい状態でいることも、ビジネスでは大切な条件のひとつです。
いくら高級なスーツを着て、ハイブランドの靴を履いていても、バッグで手を抜いてしまっては全身の格が一気に下がります。バッグは自身の名刺代わり。自分の能力を大げさに誇張する必要はありませんが、いつでもきちんと見えるように意識をすることが大切です。
バッグに見られるプロ意識の差
「ときどきしか使わないものだからなんでもいい」と考える人と、「細やかなところも本物志向にこだわる人」とでは、仕事への姿勢はもちろん、普段からの振る舞いに差が出てもおかしくはありません。多くの人がスルーしているところにまで気を配れることは、経験値の高さと余裕の表れ。プロ意識にも通じるものがあります。
ほぼ使い捨てのように毎回違うサブバッグを登板させ、ときどき忘れて出先で適当なものを買う……を繰り返すよりは、“これぞ”という逸品を手に入れ、それを長く大切に使うほうがサステナブルであり、経済的・時間的にも無駄がないはず。ある程度のキャリアを重ねたら、バッグなどの小物にも自分らしさと心地よさ、そしてステータスを意識するのが重要なのです。
また、これみよがしなブランドロゴが目立つ主張の強すぎるバッグも、ビジネスシーンでは避けたいところ。シンプルでどんなスーツにも合わせやすく、なおかつ上質な素材感のバッグがあれば、あなたの仕事服のグレードはグッとレベルアップするはずです。
本命にもサブにもなる! 世界的大人気の優秀バッグ
そこでイチオシなのが、リアルレザーでありながら折りたたんでコンパクトに持ち運べるタイプのバッグ。柔らかく上質な素材感なのでメインのバッグとしてヘビロテさせるのはもちろん、軽やかなので常に持ち歩いても邪魔にならない!
出先で急に荷物が増えたらさっと取り出し、反対に荷物が減ったらたたんで収納。さらにはミニマルなデザインを選べば、合わせる服もシーンも選ばない。そんな理想的な優秀バッグは、仕事の効率を高め、あなたの印象までも塗り替えてくれるはず。
「かゆいところすべてに手が届く」。そんな才色兼備なバッグから、他人はあなたの丁寧な仕事ぶりや気遣いのできる性格、賢い振る舞いまでをも想像してくれます。そう、見た目から連想するのは、不思議なことに外からは見えない中身の部分。いちいち言葉でアピールせずとも、素敵なバッグは仕事の成果を底上げする、あなたの強い味方になってくれるのです。
今月の名品
ロンシャンのル プリアージュ キュイール
※価格は税抜きです。