「おしゃれは仕事の邪魔になる」という時代から、「着こなしもビジネスの手腕のうち」という考えに変わって久しい昨今。共通して言えるのはいつだってT.P.O.が大切だということ。では、アフター7に会食やパーティがある日、あなたは何を着ていますか? 部下に見本を示すべき立場として、その場にふさわしく装うのもまた、仕事のセンスの見せどころです。
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ファッションセンスはビジネスセンスそのもの!

たとえば仕事終わりにクライアントと会食。またたとえば、会社から直帰でビジネスパーティ……。テイストが異なる予定がふたつ以上入っている日ほど、着こなしが難しいものはないですよね。夜の予定を意識しすぎればオフィスで浮くし、かといっていつもどおりの地味色スーツに味気ないシャツにA4バッグでは、華やかなシーンでは明らかに場違いとなることも。

しかしながら、着こなしのセンスはコミュニケーションのセンスに匹敵します。とくにエグゼクティブの皆さんはプレゼンにしろ、パーティにしろ、社外の人と会うときには“会社の顔”として出席するわけですから、装いから発言までが大切なアピールポイント――つまりはビジネスにおいての重要なツールとなるわけです。

そんな中、「何を着ていいのかわからないからとりあえず無難に」という考えはあまりにももったいない。無難であることを選べば、周りから浮いたり、白い目で見られることはないかもしれませんが、それはひとつのビジネスチャンスを逃すことにも。あなたが無意識にそうしているように、クライアント側も「その場に何を着てくるか」というファッションセンスを含め、あなたを評価しているからです。