日常のふとしたことから生まれる大ヒット商品
見た瞬間、「こういうのを待ってたのよ!」と思わず小躍りしたくなるような、画期的な新商品。その誕生までには、開発した企業が長年培った独自技術や研究、あるいは他より抜きんでた専門知識などが必要とされそうですよね。
でも実は、そうとは限りません。たとえその企業の得意分野とは違っても、ほんの小さな日常生活の“気づき”から、大きなイノベーションが生まれることもある。
昨年(2019年)の大ヒット商品「ポケトル(POKETLE)」も、ある一人の男性の、本当にふとした気づきから生まれました。そこには元ラガーマンだった体育会系の彼がもつ、驚くほど繊細な“女子力”と、ヒットの秘策が隠れていたのです。