アレルゲンに触れないことと体の中からの対策が有効

花粉対策は、花粉の粒子そのものよりもアレルゲン対策が必要になる。王教授が実践する花粉症対策を教えてもらった。

・抗アレルギー薬を早期から適切に服用する
・PM2.5などによる大気汚染が激しい日は不要不急の外出を避け、汚染物質の曝露をできるだけ減らす
・大気汚染の激しい幹線道路や花粉の多いエリアでの行動を避ける
・激しい運動は避け、ジョギングやウォーキングなどの軽い運動にする
・スギ花粉と共通の抗原性を持つ秋の草(ブタクサ、ヨモギなど)が多い河川敷での散歩も要注意
・外出時はPM2.5対応マスクやメガネで防御する
・ドアや窓はなるべく閉め、風の通る隙間もふさぐ
・帰宅したら玄関の外で上着を脱いで払い、シャワーを浴びて花粉を室内に持ち込まない
・掃除は二度拭きをして花粉アレルゲンを再飛散させない
・空気清浄機を設置する
・加湿器を上手に取り入れる(空気が乾燥するとアレルゲンが舞うため)

王教授によると、ストレスをやわらげ、十分な睡眠と栄養を取って体の調子を整えることも花粉症対策には有効だという。