働く女性の激動の時代だった
産んで働く“ケア”から、結果を出して働く“フェア”へ。平成は、働く女性の激動の時代だったのだ。
「令和は自分で働き方を決める時代。ビジネスファッションは名刺代わりとなり、キャリアに影響を与えます。そこでPW(※3)世代が意識したいのが、ベストなサイズ感と上質な素材感。1度自分を客観視することをおすすめします」(渡辺さん)
「令和時代の働くキーワードは、多様化、自立、柔軟性。そこで必要なのが“真のリーダーシップ”です。それは力強く人を率いる力ではなく、人の力を借りる力。チームで仕事をし、人の力を借り、時には自分の力を差し出す。年齢を重ねたPW世代なら、なおさらその力が必要になってくることでしょう」(石原さん)
※1=ノーマルとハードコアを組み合わせた造語。「究極の普通」を実践するスタイル。※2=アスレチックとレジャーを組み合わせた造語。スポーツウエアを普段着に取り入れたスタイル。※3=プレジデント ウーマン
共立女子短期大学教授
共立女子短期大学生活科学科教授。ストリートファッションの定点観測、若者のファッションやライフスタイルの分析などを行う。
石原直子(いしはら・なおこ)
リクルートワークス研究所人事研究センター長
慶應義塾大学法学部卒業後、銀行などを経てリクルートワークス研究所に参画。人材マネジメント領域の研究に従事。
イラスト=渡辺直樹 写真=iStock.com