働く女性の勝負アイテム、靴とカバン。今、女性から支持されている商品を見ていくと、彼女たちの微妙な心理が見えてきます。
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7割を超えた「働く女性」

よく「働く女性が増えた」と言いますが、どれぐらいの人が働いているのでしょうか。

8月30日に総務省統計局が発表した「労働力調査」(7月分結果)によれば、15歳から64歳までの女性の就業者数は2996万人(男性は3736万人)。就業率は71.2%(男性は84.4%)となっています。人数は79カ月連続で増加しているそうです。

少し前まで、働く女性の数字は「7割の壁」がありましたが、いまは突破しています。なお、「15歳から」というくくりに違和感を持つ人がいるかもしれません。統計資料は過去を踏襲することが一般的で、昭和時代の名残も多いのです。

働く女性の中には、正社員以外に契約社員や派遣社員もいれば業務委託契約(専門性を評価された契約)もいて、パートやアルバイトもいます。もちろん自営業の人もいます。データで見る限り、個々の事例はさておき、総じて人手不足のなか、積極的に女性を登用する動きになっています。