「甘いものが苦手な男性にも」
●エステー 鈴木貴子社長

手土産は会話の糸口にも必要なもの

お庭で何百種類ものバラを育てている友人は、拙宅にお越しになる際、えりすぐったバラと、ブランデーにバラの花びらを漬け込んだ自家製のバラ酒をお持ちくださいます。絶妙な香りと繊細な色に、どこまでも心豊かな気持ちになります。

友人のバラのように、手土産は大切なコミュニケーションツールの1つととらえています。プライベードでもビジネスでも、手土産がきっかけとなって会話が弾むこともありますから、相手のお顔を思い浮かべながら、お好みや季節感、どのように使っていただけるかなどを考えて選ぶことを心掛け、内容について少し触れながらお渡ししています。

例えば毎年年末に行われるクラシックコンサートのチケットをくださる友人には、シャンパンを。ご家族のクリスマスや新年のテーブルにご活用いただいています。