訪問、御礼、お祝い、お見舞い、餞別など、年齢を重ねるごとに贈り物をする機会は増えますが、品物選びに悩みすぎて正解がわからなくなってしまう人もいるかもしれません。相手に喜んでもらえて、センスのよい手土産とは? お付き合いの多い5人の女性経営者に、1万円以下の商品を教えていただきました。

※肩書は「プレジデント ウーマン プレミア」2019年春号掲載当時

「お子さんがいるご家庭に」
●ゲッティ イメージズ ジャパン 島本久美子社長

メッセージカードに思いを乗せて

実家がある神戸(兵庫県)はケーキの激戦区です。価格帯も高くないので、ご近所や友人宅に遊びに行く際には自分が気に入っている店の生ケーキをお持ちする文化があります。東京にいるときには神戸まで生ケーキを買いに行けませんから、日持ちがするカップケーキやチョコレートケーキを取り寄せています。

海外の方には、機能的かつ価格帯が手ごろな日本の文具や、女性には丈夫なストッキングやかわいい柄の靴下などを贈ります。ただし、海外ではモノよりカードのほうが重要です。ロンドンでも管理職から部下へ、日ごろの感謝をしたためた手書きのカードを贈ることがよくあり、品物より何を書くかに頭を悩ませました。最近では、アジア圏で大きなプロジェクトを終えたとき、アジアの管理職間でカードとお花を贈り合ってねぎらい合ったのもいい思い出です。