足裏を使えないと、体も顔も弛緩した印象に
「いろいろな人を施術してきましたが、足底腱膜がやわらかく、正しい姿勢で背筋が伸びている人は、パーツが中心に寄った立体的な顔立ちの人が多く、体にもメリハリがあります。逆に猫背で足の指でしっかり地面をつかめない人は体が横に開いていて、顔全体が間延びしているような印象になります。目の間の距離が広がってきたり、鼻の穴が見えやすくなった人は要注意ですね。姿勢が顔に影響して、たるんできた可能性が高いです」
足裏をやわらかくする、外くるぶしの関節に注目
足底腱膜をやわらかくするために、足裏マッサージ以上に効果があるというのが、清水さんが“ビューティスイッチ”と呼ぶ、足の外くるぶしの前方斜め下にあるショパール関節のマッサージ。
「足首を内外にひねる動作に関わる関節で、姿勢の土台ともなる重要なポイントです。かかと重心の人はここが硬くなっていたり、外側に傾斜している場合が多いのですが、そうすると足の裏の筋肉も引っ張られて、硬くなり、動きが悪くなるのです。ビューティスイッチは、外くるぶしの頂点に人さし指の第2関節を当てて、下に約45度回転させた少しくぼんだところにあります。このくぼみを縦にグイグイと30秒ほど押してほぐしてください」
強い痛みを感じる場合も多いが、即効性は抜群! まずは片側だけもんで、フェイスラインを確認してみて。左右で輪郭が変わったのが実感できるはず。
靴底をチェックして、歩き方のクセを知る
「正しい姿勢をマスターしたら歩き方にも着目しましょう。靴底を見て、右側だけ大きく削れていれば、それは骨盤が右に開いているということ。右のショパール関節にも負荷がかかっているため、マッサージしたときの痛みも強いはずです。歩き方のクセを見極めて念入りにマッサージしてあげるといいでしょう」
余裕があるときは、さらに足裏マッサージで張りをほぐせば、より効果がアップするそう。