やってみれば意外に悪くない、を目指したい

実現すれば、例えば小さな子どもがいても、介護しなくてはいけない親族がいたとしても、仕事は可能。しかし、face to faceでないとコミュニケーションがうまくいかないかもしれないという危機感はないのだろうか?

「完全なバーチャルを誰も経験したことがないので、不安や恐怖があるのだと思います。やってみれば意外に悪くない、と思えるような会社を目指したいですね」と西口さん。テクノロジーと人間のチャレンジ精神が、将来の多様な人間の多様な働き方を支えることになるのだろう。

撮影=アラタケンジ

東野 りか
フリーランスライター・エディター

ファッション系出版社、教育系出版事業会社の編集者を経て、フリーに。以降、国内外の旅、地方活性と起業などを中心に雑誌やウェブで執筆。生涯をかけて追いたいテーマは「あらゆる宗教の建築物」「エリザベス女王」。編集・ライターの傍ら、気まぐれ営業のスナックも開催し、人々の声に耳を傾けている。