「怒る」から「学び合う」マネジメントへ

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最後に、いまどきの20代との理想の関係は、一言で言うと、「学び合う関係」だと新野さんは語る。

「育てるなどと表現する人がいますが、それだと押しつけが生まれます。『私は今までこんな風にやってきたんだけど、どうかな? 今の若い人の考え方を教えてほしい』というように、ぜひ部下に相談してみてください」(新野さん)

若手の退職者はほとんど「本当の退職理由をいわずに、退職して行く」そうだ。本音は退職代行会社に伝え、その本音を退職代行会社が人事に伝えるという流れが出来つつあるという。これからの上司の心得として、部下本人に聞いた退職理由をうのみにせず、まずは今時の若者が退職する上司像に自分が当てはまっていないかどうかを、振り返ってみる必要があるのではないだろうか。

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