漏れ・ニオイ……ホントに気になるのか実際に検証!

そこで、かねて布ナプキンの存在が気になっていたライターTが、実際の生理期間中に装着体験をしてみることにした。

準備したのは、ウイングタイプとパッド3枚がセットになった、スターターセット。

最初に着けた印象は、ショーツのままのような(デリケートゾーンに触れる部分に異質なものをつけている感じがない)感覚。紙ナプキン使用時に感じていたVラインのあたりが擦れるような不快感がなく(個人的な体感印象)、単純に気持ちが良い。どの部位でも、肌に触れる部分はすべてコットン製とのことで、感触の柔らかさだけでなく肌へのやさしさを考えた設計になっているよう。

着けた際の膨らみなども気にならず“何かを着けている違和感”は感じない。また、立ち上がったときなどにドッと経血が出て紙ナプキンが吸収する際に感じる、あのヒヤッとした冷たい感触を全く感じなかった(こちらも感覚には個人差有り)。

しかし、“布”というだけあり、経血が漏れてしまわないかドキドキしたが、販売店によると、ポリエステル等製の中綿がしっかり入っているので吸水性や速乾性には優れており、衛生的で安心できるとのこと。

パッドの厚みは5mmにも満たないほどの薄さだが、確かにきちんと吸水し、漏れることはなかった(経血量が多めの人は、少ない日から様子を見て使用するのがオススメ)。さらに、まったく裏に漏れないどころか、パッド替えのときは裏返して使えるので、1枚で2回使用できる点はとてもお得さを感じた。

また、吸収面などからあの独特のニオイがしないかと気になったが、個人的には紙ナプキン使用時とそのあたりは大きな違いは感じなかった(着用者個人の感覚による)。

量が多い日はウイングタイプをつけ(スナップボタンで簡単にショーツに装着できる)、パッドをゴム部分に挟み込みセットで装着(いわゆる2枚重ねだ)。取り替え時はパッドを裏返して両面をしっかり使用。外出時間と経血量に合わせて予備パッドの数を調整するといいだろう。

ライターTは、多い日でこのスターターセットのパッド2枚を持ち歩き(装着分以外の替え用として)、1日で3枚を使用(裏表利用で紙ナプキン6枚分)。経血量が減ってきたら取り替えパッドの持参数も減り、ウイングタイプ1枚のみ、またはパッドのみ装着など、その時々に合わせて使い回せた。

左が今回用意した「スターターセット」。ウイングタイプ1枚とパッド3枚がセットに。中・右は、ウイングタイプ。表裏どちらもオールオーガニックコットンで、やさしい肌触り。片面にはパッドを差し込んで止めるゴムが付いている。