“おこもり”ゾーンでリラックス
ビュッフェコーナーの奥には、リニューアルの際に設けられた“リラックスゾーン”と呼ばれる一角があります。カラフルなソファが点在し、中央にははしごをのぼって座るユニークな特等席も! どの席も、仕切りを設けるなどして周囲の人と目が合わない設計になっているので、「ひとりになりたいときに最適な場所です」と得能さんは言います。
ランチタイム以外も、パソコンや資料を持ち込んで仕事をしたり、お茶を飲みながらほっとひと息ついたり。会社のなかのオアシスは「人気ゾーンで、いつも混んでいるんですよねえ」とのとおり、この日も満席でした。
コーヒー片手に打ち合わせ
得能さんが食後に欠かさず寄るのは、食堂の入口付近にあるベーカリーカフェ「スタンダードコーヒー」。
「コーヒーが飲みたくなると、仕事中でもしょちゅう来てしまいます(笑)。パンもおいしいので、小腹が減ったときにも利用します。ほかのビルで働いている同期の子が本社へ来たときは、いつもここで待ち合わせ。私にとっての憩いの場ですね」
そう話しながら、この日もコーヒーを購入。そのまま、社内打ち合わせをするために1階の「クリエイティブラウンジ」へ向かうというので、連れていってもらいました。
ラウンジには、3Dプリンターや工作機器があり、いかにも“モノづくり”が好きな人に愛される場所です。なんとこのスペース、ソニー社員の紹介があれば社員以外も自由に出入りでき、格安料金で機材を利用できるというから興味津々。
入口には、社員が自ら発案し、オーディションなどを経て商品化されたアイテムが陳列。ベルト部分に心拍計や電子マネーなどの機能を入れ込んだ「wena wrist」や、携帯型のアロマディフューザー「アロマスティック」など、見た目もスタイリッシュなものばかりです。
得能さんは、このようなスタートアップの創出と事業運営を支援する部署「Sony Startup Acceleration Program(SSAP)」で働いています。
「社内外含め、起業に関心のある方にSSAPの活動を紹介したり、アイデアがある人たちの出会いや円滑なコミュニケーションの場を提供したりするのが私の主な仕事です。私にとっては、社食も大事なコミュニケーションの場。毎日の仕事の大事な活力源です」