女子栄養大監修のスペシャルメニュー

得能さんは会社から自宅が近いこともあり、ランチにひびくのでいつも朝食は抜き。会社に着いてから野菜ジュースを飲んで「社食の時間を待つ」のが日課です。

「わが社の社食はメニューが豊富なうえ、ハーフサイズのメインがあったり、小鉢をつけて品数を増やせたりできるので、選ぶのも楽しいです」

食事に対するこだわりは、「バランスを重視すること」。昼が魚なら、夜は肉、というように、学生時代からいろいろな素材をバランスよく摂取することを常に心がけてきたと言います。

「平日は夕食づくりに時間をかけられず、単品になりがち。ですから、たくさんの品数を自在に選べる社食は、本当にありがたいんです」

そんな得能さんがこの日選んだのは、女子栄養大学が監修する日替わり定食「ソニーごはん」。エネルギー600kcal程度、食塩相当量3g以下、野菜重量140gという基準でつくられた、栄養バランスを考慮した献立です。

「ヘルシーなものが食べたいときや、夜に飲み会を控えている日は、決まってソニーごはんです!」

そこに、毎日欠かさず食べるヨーグルトをプラス。

「食堂に来る時間もないほど忙しくて適当なものしか食べられない日が続くと、肌荒れして困ります」

そう言って笑う得能さんにとって、バランスのとれた食事を選べる社食は、健康と美容の源。なくてはならない存在です。

カロリーと塩分を控えめに、野菜をたっぷり使った「ソニーごはん」。メニューは日替わりで、この日は、白身魚の甘酢あんセット。

量り売りのビュッフェコーナーも人気

2015年に社食をリニューアルしたときに設けられたビュッフェコーナー「ビュッフェアイランド」には、毎日24種ほどのおかずが並び、そのうち4分の1程度がベジタリアンメニュー。多国籍の社員が働くソニーならではですが、野菜不足を解消するべく利用する社員も多くいます。

「専用のお弁当箱に好きなものをちょっとずつ詰めてテイクアウトできるのもいいところ。社食でゆっくり食べる時間がない、なんてときはオフィスに持ち帰ることができるので便利です」

テイクアウト用のランチボックスは、ナチュラルな紙製。試しに、ベジタリアンメニューのおかずを中心に詰め合わせてみたら、カフェで買ったお弁当にも負けない見栄えに。どれも値段は1g1.2円の量り売りで、合計288円。リーズナブルです。

なすと白菜のラ―油和え、ミックスビーンズ、イワシの香草焼き、チキンガーリックライスにマンゴーをランチボックスに詰めて。