不調とまではいかなくても、体や肌の調子が最近イマイチと感じている人は自律神経の乱れが原因かも。ストレスをためてしまう前に、賢くマネジメントしよう。

天気や生活習慣なども、ストレスの一因に

▼意外に多い! 現代女性はストレスにさらされている
仕事や時間に追われる現代女性は、知らない間にストレスがたまっていることも。まずはどんなことがストレスになるのかを知っておくことが重要。

ストレスの約9割が対人関係によるものと言う順天堂大学医学部教授の小林弘幸先生。ただ、ほかにも日常を取り巻くさまざまなものがストレスになっているそう。

イラスト=二階堂ちはる

「睡眠不足や偏った食生活、気圧や気候の変化に加え、女性はヒールを履いたり、圧迫感のある洋服を着るだけでも身体的なストレスになっています。最近ではSNSやメールなどの影響も大きい。ストレスには自分でコントロールできるものと、防ぎようのないものがあります。だからこそ、コントロールできるものに関しては、ストレスにならないように注意して、防げないストレスは、上手に解消しましょう」

外的ストレスだけでなく、完璧主義者や真面目な性格、不規則な生活を送っている人はストレスがたまりやすいという。

「“キラーストレス”といって、ストレスが体を蝕み、重篤な症状を引き起こすこともわかっています。自覚症状が出てからでは遅いこともあるので、普段からストレスをためない生活を心がけたり、意識的に気持ちの切り替えを行うことが、マネジメントの第一歩です」