ノイズ解消の「基本の立ち姿」を身につける

ノイズとなる傾きや癖をとるためには、まず基本の立ち姿勢、構えを覚えましょう。基本の立ち姿勢の取り方は以下の3ステップです。

基本の立ち姿~3ステップ
(1)
壁に背中をつけて立ちます。
(2)かかとから順番にお尻、背中、肩、頭を壁につけていきます。
(3)あごを引き、お腹が出ないように引き締めます。

この姿勢をとった時に背中や腰が反っている感じがする場合は、普段の姿勢が猫背だったり、肩や首が前に出ているということです。基本姿勢をとると、自然と鎖骨や胸骨が開いてきてデコルテ部分の面積が広がります。デコルテの広さは自信がある印象を聞き手に与えます。プレゼンテーション前にこの姿勢チェックをしてみてください。

このようにノイズとなる動作をなくし、正しい姿勢をとることはとても大切なのですが、一方で、全く動かない「直立不動」も考えものです。あまりにも動きがないと、聞き手の興味関心が薄れてしまうからです。

具体的には、手元の資料だけを見ていて全く動かなかったり、スクリーンの方を向いて相手に背中を向けたまま、ずっと同じ姿勢で動かなかったり。直立不動は聞き手の集中力を失わせてしまうので、結果的にノイズとなってしまうのです。

基本姿勢を身につけたところで、次は聞き手を惹きつける、適度な体の動きを見ていきましょう。