中古物件価格サイトで、気になる「我が家」の売値診断
2000年代前半の物件のように、売って差益が出ることは難しいとしても、次善の策は売却すればローンが完済できる、売っても残債が残るような事態にならない物件を買うことである。そのためには購入前に購入を予定するエリアで、類似した分譲物件の中古価格を調べてみること。築5年、築10年時などにおおよそいくらで売れるかが分かれば、その時点で売却した際に残債がどの程度出るかが分かるからである。
中古価格を調べるためには実際に市場に出ている中古物件の価格をチェックするのが一般的だが、最近では「HOME'S プライスマップ」、「HOW MA」など売却した場合の参考価格、相場などを地図上に例示してくれるサービスも登場しており、一般の人でも探しやすくなっている。後者の「HOW MA」は一戸建ての相場も表示してくれる。
ちなみに一戸建ての場合、値上がりはほとんど期待できない。新築時には[土地代+建物代]を払って購入するものの、中古になると建物代がかなり大きく減少する。そのため、土地代が建物代以上に値上がりしなければ、新築時並みの価格にはならない。バブル時ならいざ知らず、現状でそこまで土地代が値上がりすることは考えにくい。一戸建てを買いたい人は他のリスク軽減策を考えるべきだろう。
http://www.homes.co.jp/price-map/
■一戸建ての中古価格も簡単査定「HOW MA」
https://www.how-ma.com/