投資ステップ「5」

●STEP1:投資額を決める(無理のない範囲で徐々に慣れよう)

たとえば余剰金であるボーナスのうち12万円を運用資金として取り分けられるならば、6回に分けて分散投資していくのも手だ。積立商品・金融機関のなかには500円から購入可能なものも。投資額の増減指示もネット上でOK。
※投資法の算出方法は(「資産運用」を始める前に知っておくべき3つのこと http://woman.president.jp/articles/-/888?page=2)(30年投資を続けたら、資産はどれくらい増えるのか http://woman.president.jp/articles/-/891)参照

【NG】証券会社から決めてはダメ! 売りたい商品を売りつけられると心得よ!

●STEP2:投信の組み合わせを考える

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投信の組み合わせ

低コスト、少額から世界中に投資できちゃう投資信託を組み合わせよう
※詳細は(30年投資を続けたら、資産はどれくらい増えるのか http://woman.president.jp/articles/-/891?page=2)参照

●STEP3:商品を決める

安心できるインデックスファンド選びの目安として「運用管理費用(信託報酬)が安く、購入手数料が無料か」「純資産総額が安定的に増えているか」などを交付目論見書や月次レポートで確認を。

●STEP4:手数料をチェック

(株主?分散?手数料? 投資デビューイロハの「イ」 http://woman.president.jp/articles/-/985)で触れたように、投資信託にはさまざまな手数料がかかる。運用会社のHPからリンクしている各販売会社のサイトで必ず確認し比較を。同一の商品なら低コストの販売会社で買うのが鉄則。

●STEP5:証券会社を決める

竹川さんが紹介してくれた低コストで国際分散投資できる商品と手数料をまとめた(下の表参照)。手数料で差がない場合は、ネット証券は無料で開設できるので複数口座を開設し、お好みで選べばよい。

◆低コストの、インデックスファンドを組み合わせる

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低コストで国際分散投資できる商品と手数料

インデックスファンドとは、ファンドの基準価額がある指標(インデックス)と同じ値動きを目指す運用をする投資信託のこと。日本債券は個人向け国債(変動10)やMMFでも可。

 
竹川美奈子
LIFE MAP, LLC代表。ファイナンシャル・ジャーナリスト。出版社や新聞社勤務などを経て独立。著書に『新・投資信託にだまされるな! 』『最新版! 税金がタダになる、おトクな「NISA」活用入門』(共にダイヤモンド社)など。

イラスト=中根ゆたか