Q:お正月の食生活で、家族の健康を考えて実行したほうがよいことは何だと思いますか。
第1位:野菜料理を毎食とるように意識する(89人)
第2位:お菓子を食べ過ぎないように気をつける(68人)
第3位:味付けは甘さと塩分を控えめにする(63人)
お正月の食事は偏りがち。栄養バランスをとる工夫を
家族の健康のためにすべきことの第1位は“野菜料理を毎食とるように意識する”でした。お正月の食事は野菜不足になりがちです。そこでおすすめなのが鍋料理。野菜はもちろん、きのこなどお正月料理にはあまり含まれない食材をたっぷり入れるとよいですね。詳しくは連載の以前の記事『野菜たっぷり「美肌鍋」「ダイエット鍋」を作ろう! ――使うべき食材ベスト3』(http://woman.president.jp/articles/-/785)を参照してください。
第2位は“お菓子を食べ過ぎないように気をつける”でした。お正月は、人が集まることも多く、お菓子を食べる機会がいつもより増えがちです。お菓子を出すときは、お茶を一緒にすすめましょう。「一口食べたらお茶を飲む」などすれば食べ過ぎを抑えられます。袋物のお菓子は、袋からじかに食べるのではなく、一人ずつお皿に取り分けるとよいですね。ミカンをはじめ果物には糖分が多く含まれていることが多いので、お菓子と同様、食べ過ぎに注意です。
第3位は“味付けは甘さと塩分を控えめにする”でした。おせち料理は、濃い味付けのものが多く、糖分も塩分もとり過ぎになってしまいます。そのため、お雑煮はだしを効かせることで、塩分を控えめに調整するとよいですよ。最近は塩分に配慮したおせち料理も売られているので、そういった商品を利用するのも一案ですね。
また、お正月と言えば気になるのがお酒の量。男性の場合は日中から飲み出す場合も多く、どうしても量が増えがち。そんなときには、水(チェイサー)を飲みながらの飲酒をすすめてください。脱水状態による頭痛を防いだり、肝臓の負担を軽くしたりする効果があります。
年末年始は生活リズムが崩れがちで、食生活のバランスを保つのが難しい時期。気がついたら家族そろって正月太りなんてことにならないように、気をつけましょう。次回は、お正月に欠かせない「おもち」について紹介します。お楽しみに。
食・健康分野に特化した人材サービス業の株式会社RDサポートと、健康情報分析評価業の株式会社インサイツの共同運営による食品メーカー向け研究開発・マーケティング支援サービス。管理栄養士・栄養士会員4000人の「食の専門家」としての知識・信頼性を活かした調査や販促支援を行う。