Q:鍋に入れる「タンパク源」としておすすめの食材は何ですか?
第1位:豚肉(77人)
第2位:鶏肉(29人)
第3位:牛肉(9人)
ダイエット、疲労回復には豚肉のビタミンB1を
鍋におすすめのタンパク源No.1はダントツで“豚肉”でした。豚肉には、糖質を効率よくエネルギーに変えるビタミンB1が多く含まれているため、ダイエットや疲労回復におすすめ。また、ニラと一緒に食べるとさらに吸収がよくなるので、ぜひ鍋料理に一緒に入れてみてください。
第2位は“鶏肉”。鶏肉は、部位によって特徴が大きく異なるため、使い分けるのがコツ。ささみは脂肪分が少なく、ダイエットに最適。手羽先にはコラーゲンが多く含まれています。
豚肉、鶏肉に大きく水をあけられた第3位の“牛肉”。しゃぶしゃぶ、すき焼き以外で鍋に使われることはあまりありませんが、鉄分が多く含まれるため、貧血気味の人におすすめです。また、牛肉には脂肪燃焼に必要と言われるカルニチンが、豚肉の約2倍、鶏肉の約5倍含まれています。ダイエット食として牛肉が注目されているのもよく分かりますね。
Q:鍋料理のおすすめの食べ方は何ですか?(複数回答可)
第1位:野菜類から食べ始めるようにする(91人)
第2位:食材の味を大切にし、スープの味付けは薄めにする(75人)
第3位:緑黄色野菜を入れるようにする(64人)
上手に作ってダイエットや美肌、むくみ防止!
鍋料理のおすすめの食べ方No.1は“野菜類から食べ始めるようにする”でした。ダイエットは食べる順番、「まずは野菜から箸を付ける」ことが重要。鍋料理でも同様に、野菜類から食べ始めると、脂肪分の多い肉などの食べ過ぎを防ぐことができます。また、野菜に含まれる食物繊維には、おなかの調子を整える働きがあるため、その点からも肉類より先に手を付けるのがおすすめです。
第2位は“食材の味を大切にし、スープの味付けは薄めにする”です。塩分摂取量が多くなると、むくみが起きやすくなってしまいます。ただでさえ寒くてむくみが起きやすい冬。塩分は控えめにしたいですね。
第3位は“緑黄色野菜を入れるようにする”でした。鍋料理には淡色野菜が使われることが多く、緑黄色野菜が少なくなりがちです。美肌に必要なビタミン・ミネラルを多く含み、また抗酸化作用によるアンチエイジング、不足しがちな鉄分やカルシウムを含むなど、メリットがいっぱいの緑黄色野菜。鍋に加えるならば、冬場に旬を迎える小松菜やほうれん草、にんじんなどを特におすすめします。
11月は、管理栄養士・栄養士のアンケート結果を基に、「ホットな食材」について紹介してきました。12月のテーマは、気になる「年末年始の食生活」です。お楽しみに!
食・健康分野に特化した人材サービス業の株式会社RDサポートと、健康情報分析評価業の株式会社インサイツの共同運営による食品メーカー向け研究開発・マーケティング支援サービス。管理栄養士・栄養士会員4000人の「食の専門家」としての知識・信頼性を活かした調査や販促支援を行う。