もっと欲を出して仕事に取り組みたい

私が就職した頃と比べると、女性社員に関する当社の状況もずいぶんと変わってきました。今では毎年3~4人の女性エンジニアが当社に入社しています。石油開発業界は同業他社の人とも仲が良いところに特徴があって、子育てしながら働く同業他社の人たちと女子会をすることもあります。

また、以前アフリカのアンゴラ共和国のプロジェクトを担当し、現地にもたびたび出張していたのですが、海外の会社では井戸の掘削現場にも女性エンジニアがたくさんいますし、女性が活躍しているのを当たり前の光景として目にします。その意味では日本は遅れていますが、話をしてみれば、海外の女性エンジニアたちの関心も「家族と一緒に暮らせているか」「子供との時間をどう作っている」といったもの。皆同じ悩みを抱え、なんとかやりくりして会社で働いているんですね。

子供たちが大きくなってきた最近では、ようやく時間にも余裕を持てるようになってきました。目の前に与えられた仕事だけではなく、論文や教科書を読んだりするインプットの時間もエンジニアには必要です。そうした勉強の時間を作れるようになってきたので、もっと欲を出して仕事に携わっていきたいです。そして将来は、海外の現場での業務や、マネジメントの立場で油田開発に携わってみたいと考えています。

●手放せない仕事道具
計算機。単位表を張り付けてある

●好きな言葉
継続は力なり

●ストレス発散法
飲み会

大竹真由
1999年(旧)帝国石油入社。国内油ガス田の管理を経験の後、本社技術企画部に異動し、各種シミュレーションスタディを担当。アメリカ・アフリカ事業本部にてプロジェクト管理業務を経験の後、2015年より技術基盤ユニット教育研修グループマネージャー。

構成=稲泉 連 撮影=村山嘉昭