バリキャリ女子は、初めから選ばれた人だと思っていませんか? でも多くは、めげたり迷ったりしながら、結果的にキャリアアップを図った人ばかり。その実例をお伝えします。

伊勢丹新宿本店の洋酒売り場で働く眞新(まにい)惠子さん。日々、店頭でお客さまと触れ合えることに喜びを感じている。

伊勢丹新宿本店 眞新惠子さん「幅広いお客さまと接するので、日頃からいろいろな分野にアンテナを張り巡らせています」

これまでずっと接客の仕事に携わってきた。伊勢丹には2006年、契約社員として入社。きっかけは、現在の上司である当時の課長に声を掛けられたことだ。

「前職の総菜業時代、一時期、伊勢丹内の店舗に勤務していたことがありました。品ぞろえも接客も素晴らしい百貨店だなと当時から感じていて、契約社員として入る道があると知り、応募しました」

入社後は和酒、総菜、ワイン、洋酒などの売り場で経験を積み、売り場のサブブロックリーダーも任されるようになった。そして11年、正社員に転換する。