体をつくる5大栄養素

仕事や子育てに忙しくしていると、自分の食事が疎かになりがちです。10年後に健康であるために、毎日の食事から体を整えていきましょう。

運動器の健康を保つのに欠かせず、また私たちが生きていくために必要な栄養素は5つ。炭水化物/脂質/タンパク質/ビタミン/ミネラルです。改めて、それぞれの役割や特徴を知っておきましょう。

【炭水化物】エネルギーとして利用される。特に脳の働きに必要で、不足すると思考力が低下したり疲れやすい体に。

【脂質】体温を保ち皮膚を保護し、血管の柔軟性を保つ。アボカドやオリーブオイル、なたね油、魚(DHAやEPA)など、健康だけでなく、美容にもうれしい脂質を選んで。

【タンパク質】筋肉や骨、血液に欠かせないほか、健やかな肌と髪をつくる栄養素。牛乳や豆類、鶏肉などに多く含まれる。

【ビタミン】多くの野菜や果物に含まれる。不足すると疲れや肌荒れ、めまいなどの体調不良を引き起こしますが、摂り過ぎも不調の原因に。通常の食事では心配ありませんが、サプリメントの摂り方や量には注意すること。

【ミネラル】骨や歯をつくる栄養素。肌のターンオーバーを促したり、ツヤのある髪にも欠かせない。体内ではつくられない&貯蔵できないものも多いので、海草類、魚介類、豆類などの食事から摂る必要があります。

食事はおいしく楽しくが基本。栄養素のことばかり考えていては窮屈で、決めたことも長続きはしません。理想は5大栄養素を1日3回の食事からバランスよく摂ることですが、働いていれば、朝は忙しいし、おつきあいの夜もあります。1日単位で3食合わせてバランスを考えたり、1週間単位で無理なく整えるようにしましょう。