カルシウム貯金、開始!
カルシウムは、5大栄養素のミネラルに分類され、成人女性の1日あたりのカルシウム推奨量は650mgです。しかし、実際には全ての世代で200mg以上不足しています。カルシウムは骨に蓄えられ、必要に応じて骨から溶け出しますが、不足した状態が長く続くと、カルシウムはどんどん溶け出し、骨はやがてスカスカに。ちょっとしたことでも骨折しやすい状態(骨粗しょう症)になってしまいます。
骨は毎日生まれ変わるため、意識したその日からカルシウム貯金を開始できます。コツは、カルシウムの吸収率を上げるたんぱく質、ビタミンD(魚やキノコ類)やビタミンK(豆類や青菜)などを一緒に摂ること。一方、カルシウムの排出を促す作用がある塩分やカフェインは摂り過ぎに注意が必要です。
筋肉を強くする、おいしい習慣
ロコモを防ぐためにパワーアップさせたい筋肉。といってもムキムキボディを目指すのではなく、あくまでもしなやかな女性でいるために、です。また、筋肉量は基礎代謝量に比例。筋肉が増えれば代謝量もアップするため、太りにくい体がキープできます。
筋肉に重要な栄養素はたんぱく質で、肉、魚、卵、乳製品、大豆製品に多く含まれています。ビタミンB6が豊富な赤身の魚や赤ピーマン、キウイやバナナなどを合わせて摂り、たんぱく質の分解や合成をフォローしてあげましょう。
※次回の「健康寿命考 ロコモティブシンドローム」は【親のロコモが心配!】をテーマに7/15の掲載を予定しています。