結果ですべてが決まる。判断される──。
厳しい勝負の世界で生きている一流のアスリートたちの言葉には真実のリアリティがにじみ出ている。
「何で他人がオレの進む道を決めんねん。自分の道は自分で決める」(本田圭佑)(時事通信フォト=写真)

チャンピオンやトップアスリートのコメントが、なぜ人の心を打つかといえば、「普通の人とは考え方が違う」ことを如実に思い知らされるからだ。彼らは類い稀なる才能を持つだけでなく、努力や鍛錬を積み重ねることがベースにあることを、彼らの言葉を通して知っていただきたい。その上に創造力や直観力といったひらめきを発することができるからこそ、ほかとは違う存在になりえたわけだ。

さらに、トップアスリートは自分の仕事にプライドを持っているため、自説を曲げず、自分の決めたことを貫徹する人が多い。本田圭佑選手も、サッカーという職業を通し、自分のポジションで、自分の個性を主張する姿勢は、ほかのアスリートより格段に厳しいものがある。これはすごいことだ。