今年こそ地震保険に加入する
地震保険に加入している人は、「地震保険料控除」が受けられます。
地震、噴火、これらによる津波によって家や家財が被害を受けても、火災保険は支払われません。こうした災害に備えるには、火災保険に地震保険をセットしておく必要があります。思わぬ自然災害が相次いでいる今、持ち家に住んでいる人はぜひ加入を検討してほしいもの。特に住宅ローンを抱えている人は、家を失ってローンだけが残るような事態を避けるためにも、地震保険がおすすめです。
年内に地震保険に加入して1年分の保険料を支払うと、全額が今年の地震保険料控除の対象になります(最大5万円)。この控除は年末調整で申告できますが、今から加入して年末調整に間に合わないときは、自分で確定申告すればOKです。
年末調整で生命保険料控除をシッカリ申告
生命保険や生命共済に加入している人は、「生命保険料控除」が受けられます。この申告も年末調整でOK。死亡保険だけでなく、個人年金保険や医療保険、がん保険なども対象です。控除の対象になる生命保険に加入していれば、契約している保険会社などから10~11月ごろに「生命保険料控除証明書」が届くはず。控除証明書が届かない、見つからないといったときは、契約先に問い合わせてみましょう。再発行も可能なので、あきらめないこと。
これから生命保険に加入しようという人は、年内に加入すれば今年の保険料控除の対象になります。ただ、控除目的で不要な保険に入るのは本末転倒なので、本当に必要かどうか、しっかり検討してください。年内に加入する場合、保険料を年払いにすれば、月払いにするより今年の控除額を増やせます(控除額に上限あり)。