こうして月100万円の副収入を得た

そこで気づいたことは、SNS発信はテクニックではなく、その人自身のあり方が大切だということ。過去の経験を棚卸しし、強みを言語化し、自分の価値を見つけ、「これから、どう働きたいのか」「どんな人生をつくっていきたいのか」を一緒に考えるようになりました。そこから、SNS発信と働き方についての講座を3000円で開催するようになり、その後、起業したい人向けにセルフブランディングの個別コンサルを月5万円で開催しました。

やがて、Instagram講座は3カ月3万円で、セルフブランディング講座は3カ月50万円で開催するようになりました。

そして気づけば、お給料以外で月100万円の副収入を生むことができるようになっていました。でも、どれもいきなり高額だったわけではありません。小さく始めて、反応を見て、修正して、少しずつ柱を太くしていったのです。

一万円札の束を片手に電卓で計算する女性
写真=iStock.com/Panuwat Dangsungnoen
※写真はイメージです

お金の不安を減らす「3つの質問」

新しい働き方を始める前に、私は次の3つを自分に問いかけることを勧めています。

中谷美奈子『裏OLはうまいこと夢をかなえる最強の働き方である』(プレジデント社)
中谷美奈子『裏OLはうまいこと夢をかなえる最強の働き方である』(プレジデント社)

一つ目は、「その仕事が終わったあとに、何かが残るか」。お金だけでなく、信用、実績、人とのつながり、知識が残るなら、費やした時間は次の可能性につながります。反対に、作業を止めた瞬間に収入も関係も途切れるなら、長く続けられるかを慎重に考える必要があります。

二つ目は、「失敗しても今の暮らしを守れるか」。家賃や生活費を心配しながらでは、結果を急ぎ、自分を安売りしがちです。本業の給料と信用を残し、無理のない時間と金額で試せる形を選びます。

三つ目は、「すでに持っている経験を使えるか」。新しい資格を買う前に、段取り、気配り、説明、調整、継続など、会社で積み重ねた力を一つ、社外へ持ち出してみるのです。

40代から必要なのは、働く時間をむやみに増やすことではありません。これまで働いてきた時間を、会社の外でも価値に変えることです。最初は小さな反応でも、信用や実績として残るなら、次の仕事につながります。お金の不安を減らすのは、いきなり大きく稼ぐことではなく、「私には会社以外にも選択肢がある」と思える状態をつくること。その小さな安心は、今の生活を捨てなくても、今日から育て始められます。

積み上げられた硬貨の上に疑問符のオブジェを乗せるビジネスマンの手
写真=iStock.com/sommart
※写真はイメージです